外資系金融マンの読書ブログ

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不倫も、サントリーや宮城のCMも、日本人の国民性ゆえ

「不倫は文化」はもしかすると正しいかもしれないという話

3大欲求という概念

身の安全や交友関係よりも優先されるベーシックな3つの欲求がある。

学術的に正しいかどうかはよくわからないが、感覚としてこの3つの欲求というのが人間にとって特別な欲求であるということは理解できるのではないだろうか。

さて、人類は理性をもった動物だから、欲求というのを理性で抑えることができるはずなのだが、あらゆる欲求を完全に押さえつけることはなかなか難しい。

ここ最近不倫のニュースが多いので、その原因を考えることがよくあるのだが、その背景に「欲求を抑える」というものがあるように思えてきた。

性欲という側面から見た不倫の問題

以前、不倫をする理由がいわゆる「不正」に近いという話をした。

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なぜ夫婦関係に対する不正が行われるのかという点は、もう少し掘り下げてみる必要性があるように思える。

結論から言えば、私は、性欲を抑えられないのが日本人の国民性なのではないかと思っている。

最近話題になった、サントリーや宮城県の性的動画についても同じことが言えるのではないだろうか。

国によって抑えられる欲求が異なる

3大欲求といえど、理性ある人間はその大部分を抑えることができる。個人的な印象の話だが、だいたい3つのうち2つくらいは抑えられる人が多そうだ。

抑えられる欲求を比べると、国民性のようなものが垣間見えた。

日本人の話をする前に、アメリカ人の話をしよう

外資系の企業に勤めていることもあって、周囲に外国人は少なくない。

アメリカ人に対して、某CTOの不倫の話を説明して意見を聞いたら「そいつはなぜ、家族を大事にしないんだい?」という回答が来た。

なるほど、彼らから見ると「家族を大事にしない人」に見えるらしい。性欲がないわけではないだろうが、家族のために性欲を抑えられるということなのだろう。

寝る間を惜しんで働き、休日もだらだらと起きることなく家族と過ごしているそうだ。

さて、睡眠欲も性欲も抑えているようだが、食欲はどうだろうか。そのアメリカ人の体形を見れば一目瞭然なのだが、それなりにふとっているわけである。

睡眠欲を抑えて長時間働き*1、家族と過ごせば幸せだという一見立派な彼らが、食欲には完敗しているのはなかなか面白い。

ヨーロッパの人たちの欲求

さて、たまたまヨーロッパの人たちとはあまりかかわったことがない。会社にいる外国人も、中国人とアメリカ人が多く、その次に韓国人が多いが、そのほかはそれほど多くない。

気軽に思想を聞けるような知り合いがいないのは残念だが、数少ない知り合いも「コーヒーナップ」という習慣を持っている。食欲や性欲は知らないが、睡眠欲に弱い人たちであるというイメージはある。

日本人の欲求

日本人もまた、睡眠のために遊びや仕事を犠牲にする人種ではない。「夜更かし」というのがある程度文化であるような気はしていて、サマータイムなどもないので、早く寝ることがそれほど習慣化されてはいないように思う。

一方、近年は増えてきたのだろうが、太っている人は比較的少ない。優秀なビジネスパーソンの多くが細身であるのも偶然ではないだろう。「摂生」などという単語が世界各国にあるかというと、そうでもないのではないだろうか。

不倫のニュースが多いことと合わせると、日本人の国民性は、食欲や睡眠欲に勝って性欲に負ける人種だといえる。

そして、過度に一般化すべきではないとは思うものの、日本以外にもアジア圏にはこういったタイプの人が多いように思える。

ただし、一流の人間は文化に甘んじない

多少無理やりではあるが、上のように考えると、日本人が不倫をするのはアメリカ人が太っているのと同じ程度にはふつうなのである。

もちろん、裏を返せば太っていないアメリカ人と同じ程度には、日本にも性の乱れに直面していない人はいるといえる。

しかし、一流のアメリカ人には自己管理ができている人も多いということを忘れてはいけない。太っている人が多いとか、食文化が云々などとは言わず、しっかりと自己管理をしているのだ。

私は、どちらかというと日本的発想よりもアメリカ的発想に近いし、職場も日本の企業ではない。

そして、欲についても睡眠欲や性欲は抑えられるが食欲にはどうしても負けがちだ。

アメリカナイズドされた考え方だから仕方ないなどとは考えず、しっかりと摂生したいところである。

*1:長時間労働はある意味ではウォール街の文化だったし、最近ではシリコンバレーの本などを読むと「成功しようとおもうと、寝る時間も家族と過ごす時間もなくなるだろう。その覚悟はあるか?」といったことが書かれていることが多い。睡眠欲は抑えられて当然という発想があると思われる。