外資系金融マンの読書ブログ

外資系金融マンの読書ブログ。読んだら3倍考えるビジネス書評ブログ出張版。読書の要素はあまりない。

Read 500 pages every day.

That's how knowledge works. It builds up, like compound interest.

難しくても学びのある本は、何度も読んで理解しよう

最近話題になっている9Principlesを読みはじめた

デザインの第一歩は伝わりやすさ

デザインというのはコミュニケーションの1つである。と、知り合いのデザイナーが言っていた。

素人目線で見てもコミュニケーションの1つであることは理解できるし、ビジネスサイドの人の言葉で言えば「デザインはマーケティングである」とか「デザインは経営戦略である」とか、そういった言い方もできるのではないだろうか。

実際、デザインで他社を圧倒した企業にはAppleやTeslaがある。彼らは確かに高性能で高品質な製品を販売しているが、あそこまでの支持を得ている最大の理由は、製品の洗練されたデザインにあると思われる。この意味でも、デザインが経営戦略であるという言い方はありうると思う。

さて、この本の表紙のデザインはかっこいいつもりなのだろうけれど(実際かっこいいとは思うが)、表紙と各章の扉がぼやけていて見づらい。見るたびに「あれ?視力が落ちたかな?」と思えてしまう。

コミュニケーションとしてのデザインとしてはやや失敗しているのではないだろうか。

# 肝心の内容がきわめてわかりづらい

表紙のデザインはともかくとして、内容について書きたい。

Amazon.comのレビューなどを見ていると、わかりづらいというレビューが少なくて驚く。翻訳のいびつさを差し引いても、内容は難しくわかりづらい。

示唆だけして説明した気になっている文章というのか、結論=>説明という流れになっていない。この構造が、扱っている題材の難しさを助長している。

難しい構造で書かれていても楽しめるのは、せいぜい十数ページの短編だけだと思う。十万字の文章ともなると、必要なのは華麗な文章ではなく、できるだけわかりやすい文章ではないだろうか。

うんちくはともかくとして、どうやらきちんと理解して読み進めている方も多いようなので、私の頭が足りていないということなのだろう。

内容的には明らかに学べることが多そうなので、土日を使ってしっかり読み込もうと思う。

幸い、私の勤めている会社にはプレミアムフライデーなどという概念はないし、まして金曜の夜は同僚と飲み会などという文化はない。土日は「だいたい」自由に使える。

反復のすゝめ

この本にかぎらず、内容的には面白く充実しているが、読みづらくて難しいという本は世の中にたくさんある。

こういう本に出合ったときには、何度も読み直すのがよいだろう。特に、1年くらい時間をあけて読み直すと、以前理解しづらいと感じたのが不思議なくらいにすんなりと理解できることがある。

私は、しっかり理解したい本は3回くらい読むし、それは読書において非常に重要なことだと考えている。

何度も読み直す習慣があるという方も多いだろうが、いままで「本は1回読んで終わり」という読書習慣を持っていたという方は、ぜひ何度も読み直す読み方を試してみてほしいところである。